沖縄。

on

2005年08月11日 01:45

onは沖縄に住んで3年半になる。

沖縄を意識したのは15のとき。
ちょうどその頃
沖縄の人と文通を始めた。
沖縄が気になったのが先だったか
文通したのが沖縄の人だったから
沖縄が気になったのか、忘れちゃった。

手紙の中から伝わってくる、沖縄。
暑くて、冬でも半そでだったりして
もちろん雪は降らない。
キャンベルのスープ缶とか
キスチョコとか
ブルーシールのアイスとか
自分の住むところにないものを
たくさん送ってくれた。

沖縄の歴史や現状にも関心を持つようになって
高校の教科書に沖縄戦の記述がたった一行だったことに
憤慨したりしてた。

大学に入って仲良くなったのが、沖縄の子だった。
その子と初めて来た沖縄。
強い日差し。軍の白熱灯の灯り。
軍機の音。エイサーの調べ。
いろんなものが強烈で新鮮で。
それから何度となく沖縄に足を運んだ。

住みたいと思ったのはいつだったか。
もうずっと思っていた気がする。
地方の人が東京に憧れるように
沖縄に憧れた。

住んだ時には知り合いはゼロ。
後でいとこが住んでるってわかったり
友達の両親に助けてもらったりしたけど。
仕事をしたら友達は出来ると思っていたから
仕事に就くまでが不安だった。

今はたくさん友達がいるし、
今もこうやって増えていっている。

どうして沖縄に来たの?って質問には
「住みたかったから」って答える。
もうちょっというと
「風土みたいなものに憧れたから」。
先祖を大事にしたり、神様を大事にしたり
悲惨な歴史があったことや
今抱えている問題も含めて。
ここで生活していきたいって思ったから。

沖縄に来てから自分がすごく楽になった。
まだまだ自分自身は硬いけど、
人に対してオープンになった気がする。

onは毎日
「あー沖縄に住めて幸せだなぁ」
って思いながら過ごしている。

そういえば沖縄に住み始めたとき
友達のお母さんに
「onがなんくるないさ~とかて~げ~になるには
10年は住まないとね」
って言われた。
笑。

ちなみに。
onはお米とお水とお酒のおいしい
雪が降る土地の出身です。