大人。
空に彩雲。
いいことが起きる予感。
重松清の「きよしこ」を読んだ。
作者は吃音があるらしい。
それを知ったある母親が
吃音の我が子に励ましの手紙を
送って欲しいという便りをもらった事に対して
小説というかたちで答えたものだ。
自分の子ども時代のいろいろな出来事。
大人が子どもにできることってなんだろう。
大人はわかってくれないって子どもは思う。
わかってくれる大人にはなれないのだろうか。
大人になってよかったと思うのは
考え方の幅が広がったこと。
今まで一つの考えしかなかったのが
それに縛られていたのが
そうじゃないってわかったこと。
そのことを子どもに伝えたい。
今いる場所がすべてではないんだよ。
もっと温かい場所があるんだよ。
外へ出てもいいんだよ。
外にでる方法を教えたい。
寄り添って、わかりたい。
子どもの心が元気になれるような
大人になりたい。
大人が元気な社会は
子どもだって元気だ。
元気な心の大人でいたい。
それと。
自分の頭の固さがいつか
子どもを苦しめるんじゃないかって
ちょっと怖くなった。