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この冬は雪がたくさん降っている。
新潟の実家も、たくさんの雪が積もっている。

見たいな。雪。

東京から新幹線で新潟へ。
トンネルを抜けると雪景色。
まさに、小説そのもの。

春には緑色、秋には金色の田んぼが
一面、真っ白に染まる。

しんしんと降りつづける雪。
静寂。
暖かい部屋の窓から手をのばして
そっと触れたくなる。

実家は自然あふれる場所。
朝焼けも夕焼けも、森も空も雲も星も月も、
すべてが美しい。

高校三年生のとき、
もうすぐ、これらの景色が身近なものじゃなくなる
って思いを毎日抱いて過ごしていた。

大切にしよう、目に焼き付けようって。

実家に帰ると、自然とたわむれるのが好きだ。
海には必ず行くし(この間行かなかったら、母に指摘されて
指摘されたことに驚いた。笑。)
夜は屋根に寝転んで、星を眺める。

今なら雪かきを率先してやるだろう。

お正月帰らなかった淋しさが、今頃顔を出している。
まいったな。